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とうとう行きました。エナルジア。
小林シェフとのツーショットです。
初めて父ちゃんプリンを食べました。
感動ものの美味しさでした。
これがプロのシェフの味なのだと思いました。
お店の雰囲気もとても良くて、うちの卵はしあわせものだと思いました。 |
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何度も書いていることですが、僕が百姓を始めたきっかけは、家族に当たり前のもの、まっとうなものを食べさせたいという思いからでした。
特別な栽培法、特別な品種。そんなものである必要は無いから、得体の知れない農薬を使ったものや、旬を無視して無理やり作られたようなものを食べさせたくは無かった。
卵も、大地に足をつけた鶏から生まれたものを食べさせてやりたかった。
農家の出身でもないし、田舎に知り合いがいるわけでもない。農業の勉強をしたわけでもない僕が、見知らぬ土地に移住して、わざわざ人様の土地を借りて、慣れない、そしてたいして向いているとも思えない農業を続けているのはそんな理由です。
だから僕の農業は、農業というよりは、百姓。経営というよりは自給自足に近いものです。
自分の家族のために作ってきたものを余分に作って生業にする。
一見、とても簡単そうですが、これが実は神業に近いものだということに気がつくのに10年かかりました。 |
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つまり、家族のためになるべく自然なものを手間暇かけて、少量でもいいから多種類作ろうとする行為と、効率を追い、経営として成り立たせていこうとする行為は、なかなかなじんではくれません。
おまけにそうして出来上がったものは、僕にとってはあくまで「当たり前のもの」なので、営業に結びつけるのも難しい。
家族のために作ってきた当たり前のものを作って売ることを生業にしょうとしたプランそのものが根本的に間違っていたのか、それとも単に僕の努力不足か...。
農業専業で行くことを殆どあきらめかけていたときに出会ったのが、ドリームゲートの吉田さんです。
僕がやろうとしていたことを、起業という視点でもう一度見直してみたらどうなるだろう。そんな思いで、参加したイベントでした。
このあたりのいきさつは「父ちゃんプロジェクト」のコンテンツで詳しく書いています。 |
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吉田さんのおかげで、バルニバービの佐藤さんと出会うことができました。
お二人とも、僕なんかとは住んでる世界が違う。にもかかわらず、僕の思いをストレートに受け止めてくれました。
「当たり前のもの」を「当たり前のもの」として何かを生み出す。
今回の「とうちゃんぷりん」は、その試行錯誤の中で生まれました。 シェフの小林さんは幼稚園のお子様がいるとのこと。百姓の父ちゃんとシェフの父ちゃん。 とうちゃんのコラボです。
「当たり前のもの」という僕の思いに共感してくれる仲間達がいる。そしてひとつの形が出来上がったこと。
それが何より僕には嬉しい、です。 |